2023年04月04日
米国東部時間の2023年4月3日付で論文が出版されました。電子源として利用されているLaB6に単層のhBNをコーティングすることで表面の仕事関数が下がることを見つけ、実験でも確かめたという論文です。東北大、原子力機構、ロスアラモス国立研(米国)、北京理工大(中国)の国際共同研究です。APLのEditor’s pickにも選出されました。
題目:Work function lowering of LaB6 by monolayer hexagonal boron nitride coating for improved photo- and thermionic-cathodes
著者:Hisato Yamaguchi*, Ryunosuke Yusa, Gaoxue Wang, Michael T. Pettes, Fangze Liu, Yasutaka Tsuda, Akitaka Yoshigoe, Tadashi Abukawa, Nathan A. Moody, and Shuichi Ogawa*
*印は責任著者
雑誌:Applied Physics Letters, 122, 141901 (2023).
DOI:10.1063/5.0142591
本論文は東北大学からプレスリリースもされました。
電子源からの電子放出量を7倍に増やす表面コーティング技術を開発 ─電顕や放射光施設の高性能化に期待─